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セレンディピティ(偶然の幸運)と、コーチング                   

 

 皆さんは「セレンディピティ」という言葉をご存じですか。                               虹 B-2.jpg 

 「セレンディピティ」とはひとことで言うと、「偶然の幸運」に出会うこと。 「セレンディピティ」という言葉は、『セレンディップの3人の王子』という童話にちなんだもので、 「セレンディップ」とは、インドの南方に位置する、かつてのセイロン、今のスリランカ社会主義共和国のことです。

 

   そのお話では、3人の王子たちが旅の途中、いつも意外な出来事と遭遇し、彼らの聡明さによって、彼らがもともと探していなかった何かを発見するのです。たとえば、王子たちはキャラバン隊から逃げ出したラクダの行先を、実際はラクダを見てもいないのに、ラクダの残した草の食べかすや蹄の跡などの痕跡からラクダの特徴を知り言い当てます。そこには、ふつう見過ごしてしまいそうな事実から、いろいろな気づきを得ることができる素晴らしい感性があるのです。

 

  「セレンディピティ」の事例としては、りんごが木から足下へ落ちたのを見て引力の法則を思いついたニュートン、実験用の培養皿に混じった自分の一滴の涙からペニシリンを発見したイギリスの細菌学者フレミングなどが有名ですが、身近な例としては、付箋として広く使われている「ポスト・イット(Post-It)」の発明があります。 ポスト・イットで使われている接着力の非常に弱い糊は、アメリカの化学メーカー「3M」の研究員が強力な接着剤の開発をしている時に偶然生まれた「失敗作」でしたが、この失敗作を他の研究員が本の栞として応用したことによって、ポスト・イットは生まれたというわけです。 

 

自転車用補助エンジン.jpg  日本での事例として私が思いついたのは、ホンダの創業者、本田宗一郎氏の「セレンディピティ」です。終戦直後、本田さんは経営していたピストンリングの工場を売却し、しばし合成酒をつくり友人と楽しむ日々を過ごしていたのですが、昭和21年9月のある日、友人の家を訪れた本田さんは、そこで偶然小さなエンジンに出会います。

 それは本田さんの友人が知人から預かっていた旧陸軍の6号無線機発電用エンジンです。これを見た本田さんの頭に、このエンジンを自転車用の補助動力として使おうというアイデアがたちまちひらめきました。奥さんにお願いして、テスト走行してもらうなどして製造販売を始めた結果、これが大いに受けてホンダの現在の二輪事業のスタートとなるのでした。

 

 こうした大発見、大発明をした方々は、けして「偶然」「運が良かった」から発見、発明できたのではなく、「セレンディップの3人の王子」同様、聡明で日頃から気づきの感性が研ぎ澄まされていたからだと思います。

  私たちも、幸せな人生を手に入れるために、「セレンディピティ」をしっかりとつかみたいものです。それは、仕事上の閃きであったり、大切な人との出逢いかもしれません。

  では、私たちがビジネスシーンや日常生活で何気なく見たり聞いたりしたことから、小さいけれど貴重な「セレンディピティ」の種を見つけて、「幸運」にむすびつけるにはどうしたらいいのでしょうか。 

 

  「セレンディピティ」をつかむためには、勇気のある行動をすること、目先のことばかりとらわれるのではなく、視野を広げるなど心を柔らかく持って気づきの感性を磨くこと、また自分の価値観だけにとらわれないで他人の価値観を受け入れること、自分を信じてあきらめずやり続けることなどが薦められています。

 

 「セレンディピティ」をつかむために、コーチングが効果的です。

  コーチングウェイブのコーチングでは、あなたの視野を広げる効果的な質問をなげかけ、あらたな視点から気づきが生まれるようはかるとともに、定期的なセッションによって着実に目標へ近づくよう、あなたの勇気ある行動をサポートします。また、ワークライフバランスや健康管理など、生活習慣の改善についても積極的にサポートし、健康で心を柔らかくもつことにより、気づきの感性を磨くお手伝いをいたします。

 

   人が幸福になるパターンは地球上の人間の数だけあるのだと思います。あなたには、あなたにふさわしい「セレンディピティ」が待っているのかもしれません。

   あなたの「セレンディピティ」を、あなたのコーチと一緒にさがしてみませんか。



もっと セレンディピティについて知りたい方へ


三人の王子.jpgセレンディップの三人の王子たち―ペルシアのおとぎ話 (偕成社文庫)

セレンディピティ(serendipity)という言葉が作られるもととなった物語です。
セレンディピティは、ホリス・ウォルポールという英国の作家が子供のころに読んだ物語にちなんで作り出した言葉で、「偶然と才気によって、探してもいなかったものを発見すること」。本書を読むと、わたしたちの日常生活の中にも、セレンディピティの幸運にめぐりあえるチャンスはいたるところにあるように感じられます。

 

赤毛のアン.jpg「赤毛のアン」が教えてくれた大切なこと (YA心の友だちシリーズ)

茂木 健一郎 著

著者が子どもの頃から愛読した名作「赤毛のアン」から、学んだことが書かれています。そのなかで、アンのような幸せを手にすることができる、セレンディピティを呼ぶ秘訣が紹介されています。その一つが「あきらめない !」こと。 あきらめないで毎日をちゃんと生きていれば幸せはいつか自分のもとに巡ってきます。

 

日野原.jpg「幸福な偶然」(セレンディピティ)をつかまえる 単行本

日野原 重明

「『セレンディピティ』は、運を引き込む能力でもあります。この能力を身につけることで、ベルトコンベヤーのように日々目の前を流れている『ひらめきの種=運』」をここぞというときにつかまえることができるようになります」 とりわけ人生経験が豊富な著者だけに、一言一言に、とても説得力があります。